2014年11月30日日曜日

世界遺産誕生までの流れ

1931年 アテネ憲章採択
世界遺産条約の考え方につながる概念が出された
修復方法で近代的な技術や材料の使用を認めている点が世界遺産条約と異なる

1945年 ユネスコ憲章採択
第2次世界大戦終結、大戦を教訓に。
戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中にこそ、平和のとりでを築かなければならない。

1948年 IUCN設立
国際自然保護連合。ユネスコ主導で設立。スイスのグランに本部。
国や民族などを超えて自然を守っていく方法が整えられる。

1954年 ハーグ条約採択
武力紛争の際の文化財の保存に関する条約
非常時における文化財を守るための基本方針

1960年 ヌビアの遺跡群救済キャンペーン
ユネスコは経済開発と遺産保護の両立に取り組むべくキャンペーンを開始。
アスワン・ハイ・ダムの建設によって水没してしまうアブ・シンベル神殿やフィエラのイシス神殿を救った。
地盤悪化により水没しつつあるヴェネチアの救済キャンペーン(1966年)
風雨による劣化が進んでいたボロブドゥールの救済キャンペーン(1968年)

1964年 ヴェネツィア憲章採択
第2回「歴史的記念建造物に関する建築家・技術者国際会議」が開催されヴェネチィア憲章が採択。
アテネ憲章で示された記念物や建造物の保存・修復の重要性を引き継いだ。
一方で、修復の際には建設当時の工法や素材を尊重すべきとする「真正性」の概念が示された。

1965年 ICOMOS設立
国際記念物遺跡会議。ヴェネチィア憲章に基づき設立。パリに本部。

1972年 世界遺産条約採択

1978年 最初の世界遺産12件が誕生

1992年 日本が世界遺産条約批准
1992年 ユネスコの世界遺産センター設立
パリのユネスコ本部に常設され、世界遺産委員会事務局を担う機関。
委員会の運営や広報活動を行う。

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