平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・ 庭園及び考古学的遺跡群
▶︎浄土思想の宇宙観をあらわす建築と庭園
欧州藤原氏ゆかりの遺産である遺跡群。
藤原清衡の極楽浄土を作り上げようとした想いが受け継が11世紀後半から100年に渡り平泉は文化の隆盛を誇った。
資産構成は8〜12世紀に日本に広まった仏教の浄土思想の宇宙観に基づいている。仏教は日本古来の自然崇拝と結びついて独特の展開を見せ、11世紀末には末法思想が広がり、浄土思想が隆盛したことで、死後に仏国土(浄土)に行き成仏することを切望するようになった。
仏教とともに伽藍造営や作庭の技術も伝来したが、これが日本の水辺の祭祀場における水景の理念と結びついて独自の浄土庭園を完成させた。
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