2014年10月21日火曜日

ストラスブールの旧市街−グラン・ディル


文化遺産 1988年登録 登録基準1,2,4
交通の要衝として発展した仏独文化が融合する街

フランス東部のアルザス地方の中心都市ストラスブールは、ライン川を挟んでドイツと国境を接する。旧市街はイル川の中洲にあり、グラン・ディル(大きな島)と呼ばれる。この都市の歴史は、紀元前12年頃に古代ローマ軍が築いた駐屯地に遡る。ドイツ語で「街道の街」を意味する。
17〜20世紀の間にフランスとドイツの間で領有争いが激化し何度も帰属を変えたが、独仏の文化が融合する自由な気風と独立精神を育む結果となった。
旧市街に歴史的建造物が残る一方で、20世紀後半には欧州議会が置かれるなどEUの中枢としても機能し、ヨーロッパ統合を象徴する都市等新たな顔も見せている。

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