2014年10月28日火曜日

富士山ー信仰の対象と芸術の源泉

文化遺産 2013年登録 登録基準3,4
人々の信仰を集め、芸術のモチーフとなった霊山

富士山は古くから噴火を繰り返す火山として恐れられ、また富士山に住まうとされていた神仏への信仰から多くの人々に敬われてきた。人々は噴火を収めるために浅間神社を建立した。
平安時代後期になると山岳信仰や密教などあわさった修験道の霊場として、多くの修験者を集めるようになった。遠くから拝む「遥拝」だけでなく、ご神体である富士山そのものに登ることが祈りとなる「登拝」が古くから行われてきた。
国内外を問わず芸術作品に多大な影響を与えてきたことも評価されており、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「不二三十六景」などが描かれた。
構成資産は登山道や神社、湖や池に滝、遺産や旧跡などの25の資産で、富士山を望む景勝地として、静岡市の「三保松原」も登録された。

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