2014年11月4日火曜日

古都京都 の文化財(京都府・滋賀県)

文化遺産 1994年登録 登録基準2,4
各時代を象徴する建築様式が守られる「千年の都」

京都は794年に長岡京から平安京が誕生して以来、およそ1,000年にわたり、日本の首都として繁栄した。平安遷都から1,200年の節目であった1994年、寺社と城の17件が『古都京都の文化財』として世界遺産に登録された。京都市の14件、宇治市の2件、滋賀県大津市の延暦寺が含まれる。

教王護国寺(東寺)や延暦寺のように、災害や戦災で一度は喪失した建造物も多い。しかし時の権力者や町衆と呼ばれる有力市民らの手で再建・保存され、創建当時に近い姿を残すことから、世界的にも極めて高い評価を得ている。

上賀茂神社;賀茂別雷命を祭神として、7世紀末創建。背後の「神山」も構成資産に含む。
下鴨神社;7世紀末に創建。国宝の東本殿は三間社造り。「糺ノ森」も資産構成に含む。
清水寺;「清水の舞台」として有名な本堂の起源となった建物は坂上田村麻呂の建立。
延暦寺;785年に最澄が建てた草庵を起源とする天台宗の総本山。
平等院;1052年に藤原頼道が仏道に改める。阿弥陀堂(鳳凰堂)が現存。公家社会の文化が伺える。
宇治上神社;1060年頃に創建された日本最古の神社建築。
高山寺;起源は8世紀創建の寺院。石水院は鎌倉時代初期の寝殿造り様式を伝える。
鹿苑寺;舎利殿(金閣)には、寝殿造り、書院造り、禅宗様の3様式が見られる。
慈照寺;山荘東山殿が起源。観音殿(銀閣)と東求堂は後世の茶の湯文化に影響を与えた。公家文化と武家文化が融合し、「わび」「さび」の美意識が重視された。
龍安寺;1450年に創建。白砂に15の石組を配した石庭は枯山水の代表作。
二条城;徳川家康が1603年に造営。庭園は茶人である小堀遠州の作庭とされる。












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